KEIKO KOMA Webサロン

フィット


今週もたくさんのコンサートを経験させていただき心よりありがとうございます。コンサートの経験がどれだけ濃密かは、週初めがはるか昔のことのように感じ、また日常の中で現実が動いていくことでも実感します。先生が先日のアントレプレヌールサロンにて、まぶしいほどフィットしたスーツをお召しになっていたことが忘れられず、一方で自分の持ち物にはうんざりする気持ちが増していました。思い切って、手始めに20着近くの服を一気に買い求め、自分の持っている服の総入替えをはじめました。好きでない服や飽きた服を惰性で身に着けている状態の愚かなことを学びます。自分の成長や内面の変化と共にいつも新しいものを身に着けていたいと生まれます。ただそれが自分にぴったりフィットしているかどうかは、自分のことをよくわかっていなければ、わからないことを今日のコンサートで教えていただきました。
演奏中、これだけ膨大な情報が錯綜する社会の中で、先生と、高麗さんに巡り合えたことがどれだけ奇跡的な事かを感じていました。まさに自分の内面とぴったり一致した、疑いのない、間違いのない、出会いでした。先生に初めてお目にかかったときの衝撃と、私が探していた人はこの方に違いないという理屈にならない確信が「フィット」するという経験の中で蘇っていました。出会う前から出会うことを予感していたからこそ、パズルのピースが合った瞬間のように的にはまった喜びは計り知れなく、その一瞬、現実社会の標準化した枠組みを凌駕していました。親の期待に応えるために、どれだけ必死に努力した幼いころかと自分自身の有り様がまざまざと見えてきました。疑うこともなく親の期待に応え続けながらどんどんと自分を失い、標準化した人間になってしまったと感じました。この社会の中で仕事をし、人と関わる中では一般的な人の意識や、常識といわれることを無視することはできませんが、しかし自分の経験や喜びを表現することは自由であると感じました。自分のことをよくわかっていなければ、人との出会い方や、関係の築き方ですら間違いを犯していくと感じ真剣に演奏を聞かせていただきました。自分にフィットする出会いは、身に着けるものであっても、人との出会いであっても、自分が自分をよく理解しているところから始まることを経験します。未来を楽しみに感じるコンサートの経験でした。ありがとうございます。

KEIKO KOMA Webサロン
東京にて
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三鷹市公会堂 光のホールにて-1
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