KEIKO KOMA Webサロン

ハーレムから始まった1日


NYに夜到着し、翌日朝から 二人で 高麗さんの御手紙と資料を持ち ハーレムへ向かいました。かつて いだきしん先生がNYカーネギーホール公演をされた時に 御尽力されたボーズマンさん。ハーレムでの 先生と高麗さんとボーズマン氏との交流は 高麗さんの著書に記されているので、自分も旧知の方のような気持ちで 日本から連絡が取れなかったけれど、直接伺えば 何とか消息がわかり もしもお会いすることができたら、と勇みました。オフィスの住所のベルを鳴らし出られず、他階をプッシュしたら階下の住人(黒人男性)の方が出て来られ、話すとボーズマンさんは引っ越し中であると。いつ来るか判らないが…と日本から訪ねて来た我々の願いを察してくださったのか、こちらの連絡先を快く受け取ってくださり 伝言をお伝えし去りました。
その後、KeikoKoma展示会場を探しに移動。グッゲンハイム美術館は 現代アートの展示も名高いので キュレーターの方にお会いしたい、とアポ無しで訪ねたところ、裏にあるオフィスの受付男性がキュレーターオフィスは別だから、と。そこで電話番号を伺いたいと話し番号を調べてくださっている間に、たまたま美術館にいらしていたキュレーターでディレクターの方が通られ いきなり紹介してくださり、金曜に再訪し時間いただけることになりました。グッゲンハイムは螺旋状のスロープを上りながら作品を観る フランク・ロイド・ライト作の独特な建築が有名で、自分の家にたまたま 祖父の縁で ライト作の食器(帝国ホテル時代)があり ライトに勝手に親しみを感じていたこともあり、7日(金)に KeikoKoma作品をお伝えする会合が楽しみでなりません。この日はメープルソープ展が開かれていて観たかったですが、後の時間を考え 隣接するCooper Hewittデザインミュージアムに移動。こちらもキュレーターを訪ね、不在でしたが伝言し再訪することに。
そして徒歩で暫く歩き、NYで26年、目抜通りで お洒落なネクタイ店を営まれている日本人デザイナーSEIGOさんへ。御本人が接客されていて お話ししAsia Society の連絡先を教えてくださり、すぐタクシーで向かい やはりキュレーターを訪ねました。17時のアポまで僅かだったので、伝言入れ早々に 次のアポ、White Boxギャラリーへ。White Boxは、ギャラリー街、チェルシーで初のギャラリーを開き、チェルシーのギャラリー数が飽和する(500を越える)と ロワーイーストで初ギャラリーを開き非営利で長年アート活動をされている、とのことだったので、ギャラリーのパイオニアならKeikoKomaの真のアートを解る審美眼もあるのでは?と期待したのと、日本人の女性キュレーターが活躍されている と伺い、お会いするのが楽しみでした。White Boxの男性オーナーは、ことの外頭が固く古く 驚きましたが、NY在16年の日本人女性キュレーターの方との出会いから、3ヶ所、グランドセントラルとソーホーの空間をご紹介いただけることに。この方とのお話の間中、ミニサウンドシステムをオンにし、持参した資料他全てに目を通していただき、先生と高麗さんの出会いからの御話をさせていただくと「そんな方たちがいらっしゃるとは知りませんでした」と、深く頷かれ、その方が関わられた展示会場をご紹介いただく時に、こちらも手応えを感じ安堵しました。昼食も取らず歩き続け、会合が終了したのは20時を廻っていました。NYは陽が長く、20時過ぎでも薄ら夕暮れ時…。活動時間を長く取れて幸いです。
ホテルに帰り、深夜、ボーズマンさんと、この日 最後にお会いした日本人女性キュレーターの方から メール返信があったことを知り、泣きたいくらい嬉しいです。いだきしん先生と高麗さんの御力は偉大です。
これから少し休み、2日目、午後のアポイントを楽しみにまた活動します。長々となり申し訳ありません。先生、高麗さん、真にありがとうございます。
岩村ゆかり

KEIKO KOMA Webサロン
石巻 旧観慶丸商店にて-1
KEIKO KOMA Webサロン
いだき京都事務所にて
KEIKO KOMA Webサロン
比叡山 迎賓館より