ノート

家族を失い、国を追われるまでの経験をされた方々の前で、自分の恨みごと、悩み事が一体「なんぼ」のことかと至ります。ノートに書くことも、真髄まで至らずにこの世的なところで留まっておりました。一重にちっぽけなところで頭が止まっていたからとわかります。もっと大海に広がり、実際に繋がり生きて行きたいと感じます。
先ほど北上駅に降り立つと、反対側のホームで何かの到着を待つ人だかりと和太鼓奏者団がありました。何かを合図に和太鼓奏者団が演奏を始めると、遠くにライトを点灯させた電車が見えます。近づくに連れ、蒸気機関車とわかりました!列車「銀河」を牽引した本当に銀河鉄道でした。中年層ではありましたが、和太鼓奏者団もSLも歓声が上がるほど格好良かったです。この巡りあわせが本日のコンサートの何か伏線のような気がします。
ありがとうございます。

田嶋利江子