シリアの香り
以前ラフォーレで精神の源を辿る旅を経験した時とは 比較にならないほどの体感がありました。
始まりのアフリカの大地からは先生の見ている世界がそのまま現れ、野生動物のいのちの輝き美しく、自然のダイナミックさと相まって心が解放されていくようでした。動物好きの私はそれぞれの動物のひたむきに生きる姿に心打たれ、7割 近くの種類の生き物を絶滅に追いやった人間の罪の深さを同時に感じました。環境 蘇生の動きももっと早く動かなければいけないと感じてなりませんでした。
マケドニアの高句麗 伝説 上映会からは、始まりから馬の蹄の整然とした騎馬隊の動きを感じました。上杉謙信が高句麗の流れだとお話を聞きましたが、両陣営 対峙し、向かい合う中で相手の力量を定め、無駄な戦いはしなかったこと、精神性の高さが垣間見れると感じていました。
途中、高句麗伝説でいつも体中がゾクゾクと反応するフレーズが流れ、詠まれた高句麗の建国の場面、体内に神気が流れるような独特のこの空気を私は知っていると改めて感じました。雲海はるか向こう呼ぶ笛の音、オスとメスの鹿が立ち並ぶ 美しい レリーフに天と通じる地が繋がり、拓かれる新しい世界への架け橋を見ているように感じてなりませんでした。
魂の語り、シリアの赤い薔薇、シリアの詩が詠まれると心臓を鷲掴みにされるような苦しさに驚きました。
人間の生命は歴史の巻物のように過去に生きた歴史を繰り返す、この意味がようやく 解りはじめました。過去が解放されたいのちはまったく新しいいのちであること、先生と高麗さんがいだき講座を始めてくださったこと、多くの魂押し寄せ、愛に抱かれ生まれる新しい未来に、すべてを抱く大いなる存在の涙が注がれます。ありがとうございます。