シリアの香り

今日はシリア大使とお会いしました。大使館に着いたのは、約束の10分前でした。やはり5分前が良いと考え、時間待ちをしていると、シリア大使館で働いている男性が、私のことを覚えていると英語で話しかけてきました。久しぶりとおっしゃいます。ドライバーのような方でした。そしてそのまま大使館の中に招いてくださいました。大使も前の大使より私のことは聞いておられたようでよくご存知でした。内面を開放し、内面が愛に満ちる先生のコンサート活動をし世界の平和を実現したいとお話しさせていただくと共に、以前よりシリア難民にお送りする為にマーブリングをしたTシャツや支援物資をお送りさせていただくご相談をさせていただきました。テレビ等で見るシリアの方々の困窮した暮らしを知り、とても何もせずにはいられません。ISに破壊された上にトルコ、シリア地震により、さらに追い討ちを受け、壊滅状態とお聞きしました。アレッポの反対側の地はアメリカに支配されているとも知り、豊かで素晴らしいシリアが何故このような事態となるのかと憤りと悲しみを感じます。ユニセフへの寄付金は、職員の車代や経費に使われ、困っている人のところには届かないとおっしゃっていました。エチオピアで見てきた実態ですので、やりきれない現実を受け止めます。それが故に私たちは自分たちで寄付を集め、レントゲンを自分たちで届けたのでした。話は尽きず、またお会いすることを約束しお暇しました。コンサートや、シリアで開催しました「高句麗伝説」にご参加されることを楽しみにしておられます。良い話し合いができ、良かったです。

　昨夜は、どうなってしまったかと心配になる程、体中が痛みました。朝方は動けない程くるしみました。今日のアポはいけないかと考えましたが、動けるようになったので、出かけました。シリア大使館の前にたった時、風が吹いたのです。一気に元気になり私らしくなりました。ビデオ講演会中に先生からお電話をいただき、何が起こってあんなに苦しかったかを調べ、整理していただきました。行き場のないたくさんの人が押し寄せていました。難民もたくさん見えました。先生に繋がり良かったです。

　夕方にシャネルに行くと、店員さんが私の衣装に歓声をあげ、どこのブランドですかと尋ねてきました。自分で染めて作ったものだというと、大変驚き、すごく爽やかで美しいと大騒ぎでした。カチューシャもネックレスもウクライナカラーの色とお揃いでしたので、これもいいと大喜びでした。世界ブランドへ向かい、良い反応を得て、嬉しいです。

　シリア大使からバクラワをいただきました。久しぶりに中東の風と香りにふれ、爽やかな風を感じました。大変な状況にある中東の地を心に、日本にてやれることをやっていきます。いよいよ七夕のコンサートへ向かいます。皆様と年に一度の七夕の日に銀河鉄道に乗れますようにと願います。ありがとうございます。