シリアの香り
連日のコンサート、日に日に強まる光のエネルギーに感電するような日々です。素晴らしい経験をありがとうございます。
昨日の新宿文化のコンサートの朝、先日頂いたシリアの詩集がふと目に入りました。その日は人と会う予定があり、読む時間がないから…と思いましたが、なんとなく手にとってもってきてしまいました。開演前、思いがけず時間がとれ会場で初めて拝見させて頂いて、やはり今の時をあらわす詩とコンサートの時にみえる風景の一致を改めて感じていました。ちょうど最後のページで開演のブザーがなり、やはりシリアは時が合うと感じながらのスタートでした。コンサートのあと高麗さんの文章を拝見し、やはり時と場が繋がっていることを改めて感じたシリアの香りでした。
新宿のコンサートは圧倒的なパイプオルガンの音色、雷光のような天からの光、体内から溢れる光、ひとつの光の柱となり、会場中が震えるようなエネルギーに満ち別次元でした。右に左にと軽やかに動かれる先生の笑顔が嬉しく、会場が熱気に満ち、大きな存在に包み込まれるようなぬくもりを感じました。
いつもこれ以上なく感じているのに、今日の三鷹はまた桁外れのスケールで、ずっと遠くにかすかに額に感じる光だった始源の光が、回を重ねるごとに近づく感じで、ついには体内に同化してしまったかのような感じになってきていて、今日ははっきりと始源の光からすざましい風を感じ、それなのに光に吸い込まれるように溶け込んでいき驚きました。
また冒頭では空間が歪曲して下に吸い込まれるようになり、その後反転して無数の星のかけらのようなものが放射されていきました。星の誕生、宇宙の誕生を見ているような壮大な景色に心が高揚しました。
まさに毎日宇宙旅行している気分になり、揺らぎ微振動する空間は別次元、このフィナーレが銀河鉄道の北緯40度というのもまたすごいシナリオと感じています。やはり何か計り知れない大きな存在の意志を感じてなりません。溶け込んだ光の只中で、音と重なるようにして湧いてきた言葉から、誰かが助かるということはなく、人間全体が生きられるか否かであることを感じます。先生のコンサートは希望、手拍子のテイク2も楽しく、満ち足りた時をありがとうございました。