コーヒーへの恩返し。
自分の人生を振り返ると、転機となったことがいくつかあります。結工房で働かせていただくようになったこと、仙台高麗屋で働かせていただくようになったこと、東京高麗屋で働かせていただくようになったこと、、、全てがありがたいことであり、それ以外にもいくつか思い浮かびますが、そこには必ずコーヒーが共にありました。
日常のことでもそうです。コーヒーを淹れたり、コーヒーを一緒に飲ませていただいたり、コーヒーが共にあることで人との関わりが深まることを常に経験させていただいてきました。
コーヒーとの関わりがあったからこそのことを考えると、コーヒーにどれだけ助けられてきた人生か計り知れません。
昨日開催くださったサロンにて、それまでの会話の流れから「コーヒーで一兆円。」と高麗さんにおっしゃっていただいたときには、ドキッとしました。サロンのときには大きなことを考えることは面白いと感じ、そのように表現させていただき、そのように考えていくと頭の使い方も変わっていくことも経験させていただきました。しかし、現実味がなかったのも本当のことで、サロンが終わった後には大きな目標は遠い話のように感じていました。
その後はずっと、コーヒーのことを考えていました。。。
コーヒーのことを考えていると、ウェブサロンにコーヒーのことを表現させていただくとき、毎回自分の表現を大きく訂正して文章を書いていることに気がつきました。最初に書く文章というのは、必ず自分の感覚においては変な文章になり、訂正して訂正して、ようやく投稿しようと感じる文章になります。自分の投稿しようと感じる文章を読み、自分のコーヒーに対する関わり方が見えてくるのです。自分の人生において、コーヒーがどれだけ特別な存在なのか、表現させていただく機会があるからこそ気づかせていただきます。
今から7〜8年程前だったと記憶しております。ラフォーレミュージアム六本木にて開催くださった【精神の源を辿る旅〜エチオピア編〜】にて、エチオピアの肥沃な大地、豊かなエネルギーに触れ、自分はエチオピアに、コーヒーに生命助けられていることを全身でわかる経験をさせていただきました。その当時からアンドロメダエチオピアコーヒーの販売をさせていただいていたのですが、明らかに今までの自分は傲慢だったことに気づかせていただき、この経験は絶対に忘れてはならないと胸に刻み、この頃からコーヒーに対する自分の関わり方が変わりました。。。
自分の人生を振り返ってみると、たった一度の人生で、コーヒーにどれだけ助けられ生きてきた人生かわかりません。今でもその恩恵を受け続けていることも感じています。自然とコーヒーへの恩返しをする気持ちが生まれ、その気持ちが生まれたとき、大きな目標が遠くに感じるという感覚はなくなっていました。
サロンという、皆で集い、表現する場を作ってくださり、自分が考えていた人生とはまるで違う人生が開かれました。
作っていただいた機会を必ず活かし、生きて参ります。
大変尊い経験を、誠にありがとうございます。