コンサート
コンサートをありがとうございました。
身体の緊張は温かくなり次第に溶けていきました。すっかり汗ばむほどに全身が熱くなりました。そして子供の頃学校でしっかりと身につけてしまった余計な意識に気づいていきました。今でも人と比べ、評価されることに緊張し、自負やプライド、人からのイメージを崩さないように、、など、ほとほと余計な意識で無駄に疲れていくことに気づきました。自分自身に対する理想も高く、現実とのギャップを受け入れられないことが限界を作っていることも感じました。
そのような意識を全て捨ててしまったら自分が壊れてしまうような気がして一瞬怖くなりましたが、そこに留まりたくない気持ちと先へ向かいたい気持ちが勝りました。その余計な意識を捨てた時に、自分自身の中心にある力を感じました。これまで何をしたか、どう評価されたかは一切関係なく、今、場所も時間も問わず何でも始められるような体感でした。
美しく、さらに美しく、どこまでも美しく磨きがかかっていく音の流れと一体でした。より美しく、より強く生きていく素地を養うことを教育と言うならば私がかつて経験したものとはあまりに違いすぎると感じました。それはとても自由であらゆる方面へと可能性を感じました。中心、軸が定まっていればどこにいても自分の能力を発揮できるのではないかと感じました。子供のころ、どれだけ制限制約の中で自分の将来も外側の要素によって決められてきたかを再認識し、意識の中にはその残存があり限界をつくっていたことに気付きます。コンサートの最後には、自分の人生は自分で選択できることを感じ本当に素晴らしく明るいことに感謝致しました。運命があればかなわない人生です。本当にありがとうございます。