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コンサート紀行・東京12月


昨日の朝、仙台の街は白く、太平洋側の湿った雪が、後から後から風と共に降り続いておりました。通勤する人の気忙しい歩みの中、通学のバスを待つ高校生たちの黒一色の列の中を、私は、心軽やかに、いだきしん先生の元へ向かう喜びで一杯でした。

高速バスの運転手さんは、安全第一で、時間の遅れに慌てることなく、雪道を運んで下さいました。

白い冬の東北を過ぎ、関東まで来ると、まだイチョウの黄色が鮮やかな冬の中でした。

富士山は、富士山でした。
風に踊るイチョウの葉は、さざ波の様にキラキラ輝きました。

久しぶりに東京高麗屋さんに伺い、高麗さんの生のビデオ講演会に参加させていただきました。

いだきしん先生が、みんなわからない中、ずっと老人ホームのお話を語り続けてくださったことを、高麗さんの全存在からの言葉で聞かせていただきました。
私の心、頭にも高麗さんの感謝が伝わり、身体の芯が温かいものに打ち震え、涙がにじみました。

私は、いだきしん先生の生きてきた歩みを伺うことが、大好きです。

高麗さんは、これからは、いだきしん先生の様に生きなければとおっしゃいました。

ピアノの表現は、いだきしん先生が分かられたあの音、ラの音が響いたことから始まったことを、ずっと覚えております。

先生のピアノは、先生の言葉と意識して、聞いております。

高麗さんは、神様を求めない人はいないとおっしゃいました。
私も、光を求めない人間はいないはずと仮定します。

いだきしん先生は、いだきしん先生のままで、誰に使われるのではない、いだきしん先生のままで、生命の真の光、美を表して下さるから、そこに神様が現れるのだと感じます。

教えていただける恵みを得られる今を、迎えられて良かったです。

本日もコンサートに参加させていただきます。

よろしくお願いいたします。

高橋 由珠

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