コンサートの威力

コンサートのメッセージにくださったとおりに姿勢を正し演奏をお聞きしました。身体の緊張がほぐれ始め、自覚していなかった凝りや痛みを感じ始め、そしてそれらが実際に伸びていくように開かれていきました。するとなんとも不思議な響き合いが身体の内側に共鳴し、思わず、すごいと息を飲むほど、想像を超えた壮大な宇宙が身体の内部に広がりました。体内でこのような経験が出来るとは、人間の内面に秘められた深遠さと可能性に驚きと感動の涙がこぼれました。時空を旅するように宇宙を超え神の世界へと入っていきました。神聖なる空間が満ちていました。時空を旅する中で自分自身の本来の姿が明かされていくようでした。空間的で直感的で本来一瞬にして物事を理解する能力を秘めていることをわかりました。空間的な交わりと時間を超えた魂の縁を生き、素晴らしく豊かな人生の可能性が開かれていました。

第二部の素晴らしいメッセージに感動しました。しかしどこか横の関係の美しいことは遥か彼方の雲の上の世界のことのようで、手の届かない掛け離れた世界と感じ夢のようでした。突然プチッと音を立てて頭が身体から切り離されたことを感じました。頭が下に落ちしばらくすると自分の本来の能力や存在を活かせない潰されている状態を自分自身の中に自覚しはじめました。第一部で見た自分自身の姿は潰されている、という状態が実際なのだと気づきました。大変ショックでした。縦の関係によって潰されているという状態でした。存在をそのまま受け容れられさらに美しい存在へと変容していける関係は先生の存在との交わり以外にないことを感じると同時に、未だ実現されたことのない、自律した者同士がこの世で愛し合う在り方を手探りするような気持ちで一生懸命に演奏をお聞きしました。身体の内部の働きと分断された頭は、何一つ響きのない暗黒です。
どことなく確信を持てないままに、未だ解決されず未だ実現されない最大の難問に絶えず挑み続けるよりないという気持ちでした。遥か彼方雲の上で鳴り響いていたあの美しい姿がこの世に実現するまで私は死ねないという気持ちなのです。
コンサートの威力を凄まじさを実感します。さらに続く未来へ向かいます。
ありがとうございます。