KEIKO KOMA Webサロン

オンラインの授業


大阪のコロナ禍もかなりひどいことは、いま行っている高校の状況からもひしひしと伝わってくる。8/23から二学期だったのだが、各クラスに「出校禁止者」が3,4名出ている。陽性とか感染者とかではなく、その濃厚接触者がほとんどで、今週からは元気に登校してくる生徒もいるが、高校二年生は全コースオンライン授業になってしまった。今日は、はじめてズームによる「国語演習」を、たった一人で教室でやってきた。ずっと点けっ放しになっているのだから、ただ行って、ただ講義して、そのまま帰ってきたらいいのだ、というけれど、なんともやりにくく、それこそ雲をつかむような仕儀だった。そして、皮肉にも、教材が情報社会の進歩と文字文化の在り方といもので、もう紙メディアの時代ではなく、電子ブックやSNS主流の時代だ、と現代社会を見直せと主唱している文章だっただけに、「こうやってオンラインの授業で事足れり、と君たちは考えるのかしらん。」と、モニターに問いかけてしまった。何の反応もなかった。それを知る方法はあるそうだが、今度はこっちのスキルが足りない。いきなり切り替えられても戸惑うばかりだ。先日の小学校の校長のことが思われる。いまは、「緊急事態」なのだから仕方ない、と言い合えるけれど、子どもたちの育成を考えれば、あまり言い訳ばかりしてられないように思う。やはり対面で、話し合いの場の保障があり、人間の「近さ」が重要のように思う。「他者」との距離、近さが、多くの真実を支えていることを考えてしまう。

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