エロス、重力、・・対象化からの脱出。
「言葉では伝わらないので音になった」との いだきしん先生のコンサート誕生秘話から自己の存在を表すことをこの数日間試みていましたが、整理できずそのままコンサートになりました。想定していたようにコンサート経験でその目論見はあっという間に吹き飛びました。所詮砂上の楼閣です。
衝撃的なメッセージからはじまった演奏、演奏から生み出された音たちは目覚めた今朝からも身体の中を自由に飛び回っていますが、内面の宇宙を感じるとこの状態を表現できるときっと何らかのことが言葉にできるのでしょうが、先生のコンサート空間が蘇ると今はまだ表せないことこそ正解ではないのかと考えます。そのままをわかっていないからです。
エロス、アガペー、E=mc²、プラトン、老子・・・、と次々と公開いただく先生の探求、実践のプロセスは追いかけても追いかけても無限の世界へ迷い込み、当たり前ですが行きつきません。創造的受容の神秘の空間、無限を有限に変換させる「玄牝」を教えていただいたのも束の間、「人間とは・・」の問いはやはり無限の世界へ突入してしまいます。しかし確実に繋がりながら理解させていただいていることがよくわかります。
二部でエロス、アガペーが登場し、アインシュタインのいう重力は愛をも意味するということをしっかり読むと広島やマッカーサーに繋がる過去の歴史さえも混沌としてしまい、とても追いつけません。旧約聖書、天動説、地動説の時代から対象化による誤りが人類史をミスリードしてきたことを考えます。しかし、だからこそ「音」と考えると何とか先生の音を100%自己の存在で感じたいとの強い欲求が生まれます。
昨夜お聞きしたメッセージ、コンサートが間違いなく身体内に浸透し、朝、目覚めると何か変化が起こっている。この経験はずっと続いているのですが、頭が遥か後から追いかける状態はいつまでも変わらないと感じます。が、昨日のコンサートは「時空の歪み」、「宇宙とは愛による意味のネットワーク」を表していただいたので実在の秩序ということをきちんと考えることをはじめる機会になりました。
いつも尊い経験の場と考える多くのヒントをありがとうございます。
