KEIKO KOMA Webサロン

アニマ


小学校の教員をしていた頃、子どもたちと本の世界を楽しむために「アニマシオン」というプログラムを取り入れていました。スペインにいらしたことのある方が、本や講座で紹介してくださった、スペインの放課後活動の一つで、人間の魂(アニマ)を活性化する活動として取り組まれていたと記憶しております。そのプログラムを初めて知った時、スペインの自由な風を感じ、スペインに行きたくなりました。
この度の、いだきしん先生の「いだき」のお話を伺い、たくさん涙を流し、様々なことを考えました。中でも
「怖がって逃げたり、隠れたり、やらなきゃならないことをやらなかったりして、わからなくなる」というお話は、新しい未来を創るためにとても大切なことと感じました。
私は10歳の頃から、天文に興味を持ち始めました。家にあった科学分野の子ども向けの本で、月、太陽、太陽系、星雲などのことを繰り返し読んでおりましたが、一つ疑問がありました。
「太陽のような恒星は、いずれ死をむかえる。太陽は膨張し、いずれ地球を飲み込んでしまうだろう。その時、地球に生きる人間や生き物たちは、どうなるんだろう…」
けれども、考えても今じゃないし、分からなくてもいいか…と曖昧にしたまま今まで来てしまいました。
そうやって、子どもの自然なアニマの疑問を曖昧、うやむやにして生きてきた結果体を壊したとしたら、再びアニマの素朴な疑問や、やりたいのに誤魔化してきたことにちゃんと決着つけないと、と気づきました。
感受性が豊かになり、自然が、子どもの頃の様に肌を通して伝わる、豊かな日々を過ごしています。
今日から新たな生き方を始めると考えると、子ども心の新鮮なエネルギーが、風になって希望を伝えます。
ありがとうございます。

高橋 由珠

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