むさしの
土と遠くにみえる茶色の木立の場所にいくと、心のなかでは、「むさしの」の空気だ。っとつぶやいてしまう場所があります。高麗恵子さんの「武蔵野の風」と文字にふれただけで、どきっとしました。そして、店を閉めて、その場所までいってみました。茶色一色だった木立に、芽吹きがはじまる前のすごく小さな芽がふきはじめていて、辺り一面の空気をかえていました。6月に花が咲く木々には、はやくも芽が沢山出ていました。「北の大地」の詩集にうつる青と紫の花が武蔵野にも咲いていました。何かに出会えたようでうれしく、コナールに帰ると、2ヶ月入院されていた方がいらして「魂コーヒー」をご注文くださいました。今までは午後にコーヒーをのむと眠れなくなるからっと、一回も先生スペシャル焙煎コーヒーおのみになったことがなかったのですが、少しお話しすると「いただいてみようかしら」っとおっしゃり、お飲みいただきました。乾いた大地に水がしみていくようで、私の方がうれしく、身体も気持ちもいっぺんに明るくなりました。お客様は、上着やスカーフをとって、「なんて清らかなのかしら、音楽もすごく素敵。」とおっしゃり、リハビリで公園まで歩こうとされていたのですが、「公園よりここに居る方がずっといいわね。」っとおっしゃって、元気に帰られました。今朝、お電話をいただいて、「コーヒーを飲んだのに、久しぶりにぐっすり寝られたのよ。ありがとう。」とおっしゃっていました。
不安を洗い流し光に満ち、ずっと寄り添ってくださり、ありがとうございます。
皆んなにお飲みいただきたい気持ちです。ありがとうございます。