まさに清明

窓を開けると朝もやの中にうっすら桜が見えました。しばらくすると晴れてきて、清々しい空となっています。応用コースの次の日、今日の空間は、まさに清明。清らかですべてが生き生きと明るいです。空間が浄められています。
昨日の応用コースのピアノでは、どんなだったかと思い起こすことが不思議にできませんでした。珍しくも何も意識に上らず、ただただそこに身を置いていたという感じです。無でありながら無ではないような、そして広がりでした。得難い経験をありがとうございます。
焦りや自分自身への腹立たしさのようなものがおなかにあるのですが、それが何なのかがわかりました。いくら顔をそむけても知らない振りをしていても、自分自身が、人間として当たり前のことをおろそかにしているからなのです。それを身体は知っている。知っていながら頭は抵抗するように動いている（といってもその頭も自分自身です）ことが、内臓、こころはわかっているのです。繰り返しになりますが、尊い応用コースをありがとうございました。
後藤美香