ぶれない生き方
「先生は、ちっともぶれないのがすごい!」と、双子の姉妹にほめられるが、自分たちは、なにをやってもすぐに続かなくなるし、コツコツやる気力がない。ましてや、自分が何をやったらいいのかさえ思い定まらないと言うのを聴いて、少し考え込んでしまう。他の二浪生もそうだが、二三回続けてきたかと思うと、「体調が悪いので休ませてもらう。」と連絡が入る。「いだき」でも、紹介して、とても喜ばれて、こちらも良い同志ができた、と喜んでいても、フツッと来なくなってしまう。みんな「継続」ができないし、進むべき道に迷って、いつも同じ場所にいる。だからと言って、ただ続けるだけでは能がないし、気持ちがいつも揺れ動くことも普通だろう。何か一つ取り組むことを決めて、三か月は継続してから、また考えればいいとは思う。が、それができない精神的な弱さや境遇のなせる業だろうから強制することも控えねばならない。どうしたら、かれらに「やる気スイッチ」を入れてやれるか分らない。また、こっちがスイッチを入れてやることでもないと思う。こちらが「ぶれない生き方」を続けて、そばにいて、「薫陶する」(気取ってる?)しかないとも思うが。
「明日も少し山歩きしてくるよ。」と双子に言ったから、そんな反応があったわけだが、わたしは、「行かねばならない!」と思っているわけではなく、行けば気が晴れ、体調も良くなることを体験上知っているだけなのだ。「Must」ではなく、「Want」なのだ。ところが、今日皮膚科の医師に、「肌荒れは体調の兆候。山歩きは控えるべし。」と言われた。に三日夜になると体が痒くなってしかたないので、診てもらったのだが……。かれは、前にも「ワクチンはもうお済みですか。ストレスがいけないのです。」と妙なことを言って、効かない塗り薬を出してくれた。今回は、二回の接種後なので、そんなことを言ったのだろうか。ストレスは原因で、肌があれ、かゆみが出ることは当然わかる。しかし、山で肌がぶれてもかまわない、ぶれない生き方をしようと思う。