はるか彼方とつながる光

普段眠れない私が京都コンサート後は８時間も熟睡でき、一度も目がさめることなく、朝を迎えました。大変うれしく、ありがたく、新しい日を迎えました。新しい日は、迎賓館コンサートからはじまりました。先生が淹れてくださるお浄めコーヒーは、KOMAGESHA COFFEEです。格調高いコーヒーは美しい香りがします。真にお浄めであります。コンサートは、純粋存在をいだき、育てていただいている体感でした。こんなにも生命ひとつにやさしいぬくもりに包まれ、生きていければ心やすらぎ、幸せを感じます。休憩後のお話の後の演奏ではまた昨日のコンサートと同じにわかろうとすればするほど、わからなくなり焦るのです。体で聴こうとすると、心臓に音がダイレクトに響きます。私は音が図形で見えるので、心臓に響く音は図形で見えるのですが、全体がわかった訳ではないとは体で感じるのです。肝臓を感じるようにし、音を聴くと、内面奥深くまで辿れます。心臓で聴く音は表層の意識で見ることができますが、肝臓で聴く音は表層の意識ではわかることができませんでした。深奥まで辿れば、はるかかなたの光が見えたのです。そして宇宙の生まれる３段階前の光が見えます。イスラム哲学では意識の層が５段階あるとお聞きしました。５段階の層の意識によってより、先生のことはわからないということがよくわかりました。純粋存在も先生の光とつながってこそ顕現するとわかります。最後は宇宙の生まれる３段階前の光とひとつとなり、全身汗だくとなるほど熱くなりました。存在あらわるとは先生とつながることでありひとつに生きることと経験させていただきました。亡き母が心臓破裂し、危篤となった状態から先生とつながり生還できたという奇跡を見ました時、いつも母には先生とつながっていてねと言い続けました。母は先生とつながることを知っていました。が、残念ながら意識がない時なのでした。が、つながることで奇跡が起こるとは経験していたので、わかっていたのです。先生とつながることとは、もっとも深い層でつながっているのかと考えました。世界全体が表層の意識ではなく。深いところで目覚めれば、先生のことをわからないということはなくなるのだと考えました。その時を作る為に、これからもコンサートをたくさん開催させていただき、たくさんの方々と一緒に経験したいと望みます。迎賓館は小さなホールなので、ライブ配信でのご参加がほとんどとなります。生演奏を生身の体でお聴きできますことの幸せ、恵をいっぱい感じ、やはりたくさんの方々と共に経験したいと心の底から望みました。人間とし生まれこれほどの幸せはありません。

コンサート前には一度よりお会いしていませんがシリアへの支援物資を一緒に送る予定であった方の訃報を受け、ショックを受けました。コンサートのご案内はさせていただいていますが、先生のことをきちんとお伝えしたいと感じていたので、また後悔することをしてしまったと感じ、これからはどなた様にも先生のことをきちんとお伝えしていけるように文章を書き、お渡しさせていただくことをしていきます。人間の生命は２度と帰ってこない生命です。先生がおられる時代に生まれていながら先生のことを知らずに、生まれつきの運命のままに生き、死んでいくことの悲しみを感じます。出会えた私たちは真に幸せです。今後のやるべきことも方向性も見え、新しい生命で未来を創造していくこれからです。何年も経ったように感じるこの度の滞在も終わり、帰京します。人生でこんなに素晴らしく、幸せな時を生きていけますことに感謝します。ありがとうございます。