はじまり

長い旅、海外から帰ってきたような体感でした。いつから出掛けていたのだろうと考えると、一昨日からたった2日関である事に気がつきました。怒涛の6月のコンサートが盛岡で終わりました。20回もの連続コンサートをありがとうございます。いつもはお疲れ様でしたとは言わないのですが、お疲れのことと存じます、心からありがとうございました。
盛岡コンサートの2日目は、世界戦略のはじまりでした。世界戦略などは大それた事と思いがちでしたが、「３日先の未来を考えて、世界の中の日本、日本の中の自分の住んでいる場所というとらえ方をしないと無駄が多く、余計な心配も多くなり、幸せな生活など自分で判断して創れません」とありました。そこから始まる世界戦略でしたら私にもできると考えました。ノンペダルのピアノの一音がやさしく、やさしい世界戦略と感じ安堵しました。
ふと、コンサートの前にお聴きした話が心にありました。苦しんでいる内容をただ受け止め、解決策を提示するよりなくお聴きしました。コンサートの経験をしていながらも、二分されている世界を想います。問題に巻き込まれた時、混乱し動揺するのは当然ですが、だからこそ、事実は何なのか、それでどうしたいのか、どう生きていくのかを考えます。高麗さん、先生が何をしているのか、原点はいつもそこにあると考えます。誰かが言った言わない、信じる信じないではなく、わからなければ大人ですから、自分で確かめる事が一番大切で、マインドコントロールに嵌った世界は気持ちが悪い霊界のようだとも感じます。それはコンサートの世界とはかけ離れている別世界で、自分が蒔いた種は自分で刈りとるのは大人としてやるべき事とも考えます。今は隠された事、欺かれた事など、全て顕れる時であることは、私でも経験している事です。
８年前の一月に盛岡の停車場を出発した銀河鉄道のメッセージは、目に浮かぶ光景が広がりました。宮沢賢治や銀河鉄道999の世界をもっと広大に、もっと自由にした宇宙。蒸気機関車は昨日では長ーい編成の列車となって、再度世界の各地に向かうために旅立つ銀河鉄道。乗車定員はありませんとのメッセージに、拍手喝采でした。出来うるならば、一度は乗ってみたいと願う気持ちがありました。以前コンサートで身体の中に宇宙があると書込みをしました。盛岡のコンサートを経験し、さらにその小宇宙が広がった、そんな感じを受けています。これが何かは、正確には言葉で表現できているのかもわかりませんが、いつかわかる時が来るのでしょう。
影になって生き、時に疑われた人生は京都コンサートで終わりました。新たな人生をここから始めていこうと考えます。今後とも何卒よろしくお願い致します。ありがとうございます。