なにがあっても!
前日の「高句麗伝説」で、元気回復したのに、今日(16日)はすっかり落ち込んでしまっていた。一つは、午前中、「オンライン詩の朗読会」を開催したのだが、参加者の詩が、何とも抽象的で、主題が読み取れなかったので、それを伝えるも、「詩は説明や解釈不要!」と突っぱねられ、相手にされなかったこと。しかも、他の参加者は、「勇気をもらった。」「こういう詩を書きたかった。」と好評だったので、わたし一人が「蚊帳の外」、とても居心地が悪いものだったのだ。単なる感傷や感動を書き留めることによって、自分のプレゼンスを明確にするような口語自由詩を交換し、分かち合いたかったのだが、詩を文学的範疇でとらえる壁に突き当たったのだった。自分の表現スタイルへの自信が揺らいだのだった。
もう一つは、読み耽っていた『カール・ロジャーズ』という本を、阪急電車の車内に置き忘れてきたこと。先月、ノートPCを、やはり車内に忘失、大きな損失を被ったばかりなのに。クライアント中心の傾聴と相互成長ということに新しい方向を見つけ、「エンカウンター・グループ」の体験に、革命的なライフスタイルを覚えたわたしの土台のように思っていて、この度、復習のつもりで、ロジャーズを再読し、いろいろ考えていたところなので、これまた大きな損失のように思えたのだった。表現と対話にすっかり自信を無くして、「いだき」にたどり着いたのだった。
幸い、応用講座の内容が、「言葉は命!」中心に展開していたので、次第にわたしは元気を取り戻し、「どんな状況であれ、生き抜いていかねばならない!」というテーマとともに、何か責任感と使命感まで感じ、やはりこの機会に、自分なりのやり方と実践を改めて創出していこうという意欲が出てきたのだった。また元気回復。
終了後、河原町駅に駆け付け、『カール・ロジャーズ』と再会できた。ありがとうございました。