ただただ幸せ

午前中にやる事を終え、会社を出て新幹線に乗りました。京都に向かういつもの事ですが、私は一体どこに向かっているのだろう。とても不思議な静かな感じに包まれていました。雨がぱらついた空模様から一転した青空に吹く風は、颯爽とした気分で歩みも早くなります。そのくせ琵琶湖に対面するまで、なぜかドキドキとするのです。深い藍色の湖面の波音、打ち寄せる音を目を閉じ、耳を澄ませば一気に深く包み込まれていきます。ただただ幸せと言葉が生まれます。今、ここにいること。すべてにありがとうと手を合わせていました。高句麗伝説は、宇宙の彼方より光注がれる宇宙空間でした。一音一音が、一言一言が注がれる中で、気づけば同じく手を合わせていました。今、ここにいること。この幸せにやはり感謝しかありません。ありがとうございます。