KEIKO KOMA Webサロン

その地平から


時を待ち、時を窺うようにしていた者は、この新たな地平にその大地を隅々まで照らす朝の光に包まれる時、人類史の新しい時代のはじまりに生きてこの身が突入したことを受け入れるのです。
魂が爆発しないようにこの時間という概念は上手く使われてきたようだという考えに至ります。気付かぬ間に身体にしみこんだ時間というものには様々なものが一緒にまとわりついていたようで、それは生きる人間の行動や表現をも拘束することができたのではないか…と。しかし、コンサートでは人間の時間というとらえ方に一緒に絶えずそして数多くまとわりついてきたものが、時間を囚え時間に寄生することをやめたようでした。何億光年にも続いているような長い長い鍵穴にまさしく光の速さで光が到達し、深層にまで行き進む様に、人間の内面には本当に宇宙よりも深く果てしない光景が存在することを経験します。 

新しい時代と共に在る朝の陽のうるおうやさしさが、身体の細胞の芯にまで届き、その時代の到来を報せる時…。芯まで満ちるそのやわらかさに、時間からをも解かれた先の、源の世界があるのならこのような心身で生きられることを知ります。
晴れて翔び立てる自由なる『時』が、人類が輝いて未来へ向かえる条件であることを経験しています。ありがとうございます。

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NPO高麗東北センターにて
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府中の森芸術劇場ウィーンホールにて
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工房より