しなやかなピアノ
以前の仙台のピアノからは想像できない程の伸びやかなしなやかな音が響き渡り、仙台の底力を思います。先生のお誕生日をお祝いするたくさんの方々の熱気に包まれ、第一部のメッセージを考えました。
交流するということ、ここ最近になって人に内在するいのちのちからを感じる時、交流する源があり、そこではすべてがひとつなのだと体感としてもわかり始めました。
はじまりの第一音から天からの風が幾度か包み込まれるように吹き、浮かぶような空間が水色の輝きに包まれるようにありました。
第二部では愛の風が踊るような体感で心の奥深くに届き、すべてを包むような大きな存在に溶け込み、言うに言われぬ感謝の気持ちが溢れました。今、存在すること、先生や高麗さんやいだきの方々と出会えたこと、当たり前ではない二度とは来ないこの瞬間に、一人一人のいのちの華が宙を舞うようにひらきます。
記念すべき新しい夜明けの時代、激しい演奏にもしなやかに反応するピアノ、共鳴する美しい未知なる空間に新しい在り方を学びます。仙台での素晴らしい時をありがとうございました。