さらなるひろーい世界

１月１１日三鷹の地にて開催していただいた「高句麗伝説」上映会に参加いたしました。音がなると圧倒的なあまりに深い世界がここにやってきます。どこからなってくるのか、音の源はどこからくるのか、ひろーい世界のさらに、さらにひろーい世界です。自分の身にも注入されて身の外側がないように空間があります。その空間から空間のことばが詠まれ、身体のなかの構成が変わっていくようにはっきりしていきます。研ぎ澄まされた光の剣のようで、高麗恵子さんの木版の軌跡のようでした。最後のシーンで「三鷹の地に…」ときこえたとき地上に着陸させていただきました。
そして、即興詩にて高麗恵子さんの「遥か彼方…」と詠まれる声が発せられると、「遥か彼方」が身の内にあらわれます。筋肉など身体の外側の感覚のきつさがいっぺんになくなり、しあわせにいきられる空間に満ちているのです。どんな時もこのように在りたいとのぞみます。素晴らしい時をありがとうございます。