ことばを知る前の音　出会い

生まれてはじめて聴かせていただいている音でありながら、
ことばを知る前に知っていると感じてしまう音。いだかれていた空間。吹いていた風。ふりそそぐ光の粒。いつもいっしょにいてくれた存在。昨夜の府中どりーむホールにてお聴きした一部のはじまりの一音めからのことでした。
欅の新芽が空に光の芽のように透けて光り、風が吹いて音になり、その音がどんな音よりも好きな音だった子供の頃、母に話すと、赤ちゃんの頃、欅の木のみえる窓辺に寝かせていたことをききました。子供の頃のことも、今経験したことも、私が生まれる前に先生が生まれていらっしゃるから、全部の生命が育まれる空間を開き続けてくださり、今があることと繋がります。どこまでも美しく繊細な光は何かによって消えることが、ないほどに満ちて、全く新しい展開をつくっていることを経験しました。
コンサートが始まる前にロビーにて、ビデオ講演会もおききしました。愛麗花ちゃんのお話しに、胸がいっぱいになりました。止まらず活動していきます。ありがとうございます。