ことばの力

空は青く、雲は白く、やっぱり夏は開放系に心もなっていきます。青空の下、今まで普通に使っていた言葉のなかに、ずっと探し求めていた言葉はこれだ！とわかった瞬間がありました。まだいだきが始まるずっと前でした。心が弾んでしょうがない若い頃です。昼のごはんのお菜を買いに並んでいた肉屋さんの前でした。空間から今まで出会ったことがない香りがして心が浮き立ち、まるで空間に恋をしているような気分になりました。突然の空間との出会いは以後自分のなかにあり続けました。生きていく心の発動になるような出会いをその時の空間に感じていたからと、今、突然ふっとわかった一言で表すことができます。感覚でいるままと、一言になったときの違いをわかりました。心、気持ちの発動になる一言です。暑い夏の白い雲、青い空の下、一言のことばが持つときめきに感謝です。

たくさんのコンサート、ヴォイス講演会、先生と高麗さんの対談と、気づける機会をありがとうございます。