お正月
明けましておめでとうございます。
新しい年の始まりを先生、高麗さんのいらっしゃる京都八坂の地にて過ごさせていただけるかけがえのない時間は、今年一年を乗り越えていく大きな糧となります。一年の始まりに先生の搗き立てのお餅入り善哉をコーヒーとセットで頂ける恵みは何にも代えられない特別な経験です。お正月の温もり溢れるそのセットは頂けば頂くほどみるみると力が湧いてきました。今年一年、どのようなことがあっても乗り越えていく気持ちになることが、何よりありがたいです。
高麗ギャラリーカフェの2階に上がらせていただくと、沢山の作品と書が並んでいました。ぐるりと一巡すると、現れ出ているマーブリングの模様に呼ばれるようにしてその前まで足を運んだ「書」がありました。目の前まで足を運び、書かれている文字を読ませていただいても、不思議と落ち着いていました。今まで、「書」を選ばせていただく時には文字を読ませていただくと胸にドーンと衝撃が走ったり、その「書」が力になることが見え、選ばせていただいていましたが、この度の高麗ギャラリーカフェの2階にあった「書」は、スタッフの方に「この「書」を頂きたいのですが、、、」と声を掛けさせていただいた自分に驚いていました。どうするか意識をする前に声を掛けていたような感覚で、声を掛けさせていただいてから、本当に自分が選ばせていただいて良いのか、とんでもないことをしようとしているのではないかと、色んなことが頭をよぎりました。。。それでも、手元に「書」頂き、その「書」は喜びいっぱいで人に見てもらうというような状態ではなく、本当に大切なものを預からせていただくような気持ちで手に取らせていただきました。。。誰に言わずとも高麗さんにはお伝えてしなくてはと思い、帰る際にご挨拶と共に「書」のこともお話させていただき、その「書」の背景を伺ったときに、本当に畏れ多く、帰りの道中も何度もその書を開けては閉じてを繰り返し、ずっと「書」のことを考えていました。。。この度の「書」を選ばせていただき、自分の未来が変わったことを感じました。本当に大切なものを預からせていただいたように感じ、預からせていただく身として、身を清め、生きていかなければとても身の近くに置かせていただくことはできないと感じています。
今までにない、とても特別なお正月のときを過ごさせていただきました。
京都、八坂にて今年一年を乗り越えていく力を頂き、無事に宮城まで戻ってまいりました。
今日から仙台では初売りです。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。