おなじ歌を歌い続ける
岸田衿子さんの詩に、「一生同じ歌を歌い続けるのは/大事なことです 難しいことです/あの季節がやってくるたびに/同じ歌しか歌わない 鳥のように」という四行詩がある。有為転変の世にあって、仕事も変わり、思想も変化し、言葉も改まっていくのだろうが、その人の根底の主旋律は変わらないのであって、それを歌い続けることが大事なことであり、難しいことと解釈するが、「初心忘るべからず」以上に深いことのように思う。「やりたいことをやり続ける」以上に精神的なことのように思う。自分の内面深くにある主旋律を謳わねばならない。
盛岡の美しい夕景の写真を見て、心が癒されました。神戸は、雨が降り続いていて、仕事の見通しも立たず、憂鬱な思いが去来しているからです。でも、わたしたちは、「大いなる存在」とともにあるのだから、気を腐らずに、明日の晴天を期待して、頑張っていけばいいのだという気持ちになります。正直な気持ちとしなやかな心を表わしながら!