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おこるできごとから


 今から数年前、講座受講後の最初の面談は、昔からある山の敷地の石碑についてでした。その場所は、父がいるときは父が毎月お清めにいっていましたが、既にみかん耕作放棄地となって草が生い茂り、その地に行くことさえ難しくなっていました。この先私がいなくなれば、子供たちはその存在すらわからなくなってしまいます。この際お祓いをして撤去しようと考えている旨のお話しをしましたが、先生は力のある方でないと難しいのではないかとおっしゃり、そのままの状態でした。
 突如、昨年5月に東京のど真ん中でサラリーマンをなさるかたが、我が家を訪ねてきました。彼は、富士山や海が一望できる我が家の畑にほれ込み、サラリーマンをしながら農作物をつくり観光を含めたビジネスを始めたいという情熱をもっていました。彼は我が家からその畑を借りて作業をはじめ、1年経過した今年6月に農業委員会の許可が下り、先週には売買契約も済み、昨日法務局で手続きをし、29日には登記が完了するとのことでした。彼は、この1年森のような耕作放棄地を整備し、石碑もみえるようになりました。彼は、日本はもとより世界二十数か所の登山をする、自然と人を愛する山男です。山に行くとその石碑に手をあわせてから作業を開始してくださっているとのことです。
ほんとうにありがたいことで、感謝申し上げます。

 我が家は、酸味と甘みがある味の濃いみかんが採れますが、母や私で栽培するのは限界にきていました。今年2月、前述の彼が山の関係で知合った地元の方を紹介してくださいました。紹介でお越しになった方は、酸味と甘みのある味の濃いみかん畑を探されていて、我が家に残っていたしょぼくれたみかんを召し上がると、これです、とういうことで、その方は我が家のみかん畑を借りてくださることとなりました。

 3年前には、近所の自営業者が我が家にお越しになり、野菜畑を貸して欲しいとおっしゃいました。農地は一般の方にお貸しできませんので、調べたところ我が家で2年研修すると農家になれるということで研修を行い、今では母と私ではできずに困っていた野菜畑を借りてくださっています。

 水がいいのでおいしいお米のとれる我が家の田んぼは、十数年前に近所のお米屋さんのご子息が、ぬかを利用した無農薬米をつくりたいということで借りていただいておりますので、我が家の農地のほとんどが必要な方に耕作していただいていることとなり、今、母とこの一連の流れに感謝をしています。

 ありがとうございます。

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