いのち
涼やかな風に秋の深まりを感じる中、京都での応用コース、「死について」、ビデオ講演会を、まことにありがとうございます。
応用コースでは、たくさんの精子の中のひとつが卵子の中に入り特別なことが起こり、だから今、生きているというお話、そしてその発生した瞬間に宇宙空間のひかりと一体化したお話を、あらためてかけがえのないいのちと感動し受けとめました。そして次の瞬間から何重にも覆われてきてしまったそのひかりを、先生と高麗さんと出会い、取り戻している生命、まっとうに生き直す今と受けとめます。
「対話」ということも、自分が変わり、そのまま受けいれられる生命でないと出来ないことをこれまでのことでよくわかります。「変わっていける」奇跡を、飛躍できるようにと、あらたな頭になっていきます。
「死について」で、生きてる状態で死ぬということ、誰もわからない先生よりわからないことを伝えて下さり、「俺のところに来い」との一言に、唯々、いのちの内は涙となります。はたらいている中で、また家族の、生死に関わり、ずっと考えてきたことを、不思議な流れで表現させて頂き、深く感謝申し上げます。人間が時を得て生まれてくること、そして1人より無い人生を生きて、全うし、大事な死を迎え次の世界に旅立つこと。なかなか叶わない現状の中でも、先生、高麗さんがおられ、尊い出会いと経験をさせて頂く中でわかっていくことがあります。
先生に教えていただいた出産のコツからいのち生まれてくるときの貴重な経験をさせて頂き、そのことがきっかけで今ここに至るまでの、悲しみも痛みも喜びも、すべて受け容れて頂き、自分の問いも答えを頂いた貴重な時に感謝よりありません。
表現し、生まれてくる時の身のうちと子どもを感じながら、高麗さんの「出会い」の詩集の中での「この身は神宿る生命だから」とのお言葉が支えてくださったのを想い出しました。
そして、高麗さんのビデオ講演会では、尊い出産の場面に居させて頂いたこともよみがえり、全てが有り難く、感謝あふれました。
長い旅をしたような一日。
地球、世界の状況をお聞きし、先生のお働きによりいのちのはたらきが良くなり、人を助け、世界を変えていく途轍もない可能性、やることがたくさんある今の時、全体で生きることに眼が開かれました。
すべてのもとになる 愛を経験させて頂く連続から育まれているいのち。
大事な9月の日々、飛躍の機会を、いのちを、かならず活かし、進みます。
ありがとうございます。
天田敬子