KEIKO KOMA Webサロン

ある存在


生きている限り、徹して真っ当に生きると心に決め、臨ませていただきました仙台コンサートです。

第一部「武将・伊達政宗に学ぶ」

「伊達や粋狂ではないといった伊達者、伊達男、伊達女、伊達眼鏡などなど、現代流でいうと、かっこいいとかダンデイということでしょう。見た目や格好の良さで多くの人にアピールするというその精神は現代にも一脈通じるものがあります。1611年、慶長三陸地震におけるあまりにも適切な復興モデルは現代にそのままこの地に根づいています。津波にやられた塩害をたてにして塩の生産をはじめ、塩の生産地にしました。塩害にあった田んぼは田んぼとしては使えないので、新たに田んぼを起こし、それはそのまま現代に通じます。復興五輪の名のもとに今、オリンピックの真最中です。さてさて何を復興させようとしているのでしょう。伊達政宗だったら、どのように現実を理解し、どのように素早く手を打つでしょう。しかもかっこよく。」

伊達政宗であったら。。。を心に聴かせていただきました。徹して内面を浄めてゆかれたと感じました。内に少しのかげりが生まれそうな時、外へ気を取られることなく、内を清めることに徹してゆかれたと見えました。内が美しく、少しもかげり、隙がない状態はかっこよいと感じました。実際、美しいお姿が見え、感動しました。内が清く、美しい様は動きも美しく、動くことでまわりを浄めていきます。無限な世界と通じる広く自由な内面は、神々とひとつとなり、あらゆる生命とひとつになり、生きる場を作っていきます。大地の神は美しい内面で生きる人を支え続けています。見ているだけでも魅せられる美しいお姿、光景に、人間とし生きることに希望を見出します。東北の地の魂はこのように内を浄め、皆が生きる場を作ってきたことを学びました。私の心も澄み、浄められ、まるで清水に洗われながら、内に清水が流れるように清々しくなります。美しく生きることは希望です。

第2部「艮の金神」

「艮」とは東北の意味で、もっとも恐れられている鬼門の方位です。「金神」とは祟り神のことです。そもそもある自然の神と総称される力を無視するがゆえに、無視された側からすると、祟るというのでしょう。本来は警告と理解しないと。自然災害が頻発しています。被害にあった方はとても心を痛めます。防ぐことができなかった災害は少ないのです。祟りととるか、警告ととるか我々一人一人の未来を決するようなことです。人間はどのような災害があっても単に不運と片づけてはいけない時代に生きています。良きにつけ悪しきにつけ忘れるというはたらきだけで今の時を通過点にしてはいけません。さて、「艮の金神」はどのような禍をもたらすでしょう。」

突然「艮の金神」があらわれ、驚く間もなく、引き寄せられ、まるで台風の目のど真ん中に入ったような気持ちでした。感覚的には何かがひっぱがれていくようで、身構えてしまい、畏れを感じていました。驚いたことに、密かに苦手と感じていた音が登場し、慌ててしまい、自分を隠す隙間を探そうとするのです。何故苦手かを考えはじめていたのですが、何故か恐くて考えることが止まってしまうのです。「艮の金神」のコンサートにて現れたのならば、恐いと逃げることもできず、受け止めました。自分を隠してきた覆いや作り物が剥がされて剥がれていくのです。祟りという表現からは、自分特有の神観念に気づきました。先生に出会ってからは作り物の神観念は壊れていくばかりでしたが、いつも自分をそのまま表したら、恐ろしい事が起こると根拠もないのに恐れるのです。それこそ祟りが起こると感じているのです。先生の間髪入れずに人智を超えた存在ひとつに、神々の表現をし続けてくださる有無を言わさぬ迫力で怒涛の如くに押し寄せる艮の金神のエネルギーにより、身を覆い、隠してきたあるなにかが突然現れました。体の内に光とし輝き続け、大地とつながり揺るがぬ存在を確かに感じ、高句麗が生まれた背景、生まれた瞬間を見、ドキッとした瞬間、先生の演奏がぴたりと終わったのです。更にドキッとし、何か起こったのかととてつもない衝撃を受けました。自然に拍手していましたが、内は驚くばかりで、自分が今どこにいて、何をしているかを認識することに時間がかかりました。世界は変わり、時代は変わったことを自覚しました。予期せぬ間に突然「艮の金神」があらわれ、人間の内面を一気にお掃除をしてくださり、気づけば、何一つ隠しようもない場所にいたという感覚でした。第一部の終盤にて「愛」の音と呼んでいます演奏をお聴きし、深く感動し心地よさに包まれながら今日の愛の音は歴史を変える愛、新しい歴史を作る愛とつぶやいていました。私には蒼い風が吹き、愛によって人間が生きていける永遠に滅ぶことのない国創りの風が吹いていることを感じ、魂揺さぶられてなりませんでした。伊達正宗の美しい、それこそかっこいいお姿を拝見でき、この地にある国創りの風に吹かれ、深く感動しました。2部での苦手と感じていた音は隠していたものがひっぱり出される恐怖故に苦手と感じていたことも見えるようにわかりました。私は、先生に出会った時から真の自分に出会いそうになると恐怖を感じ、苦手意識により避けようとする傾向があります。先生にお会いした当初、隠し子がいるのかと尋ねられ、いる訳はありませんが、感覚的にはいるように感じる感覚がありました。そしていつもお腹の底に真の自分を隠している感覚はあり続けました。今日は、全てがひっぱがされ、隠しようもなく、隠れる場もなく、あらわるよりない場面が突然訪れました。歴史が変わり、世界が変わった瞬間であったと今になると考えられるのです。あまりにとてつもない出来事を経験しましたので、戸惑うばかりです。世界が変わる瞬間とは今日の経験であると夢にも見ることのできない経験をさせていただきました。

鬼門とか祟りと言われる意味も本当のことがわかってきました。ある時、突然、真があらわると見え、その時を心に生きてきましたが、今日こそが突然現れたその時と感じ、今も尚、唖然としているのです。深めていければと願います。私は徹して人間とし真っ当に生きる道を生きていくと心に誓い臨ませていただきました仙台コンサートにて、「艮の金神」のエネルギーを生命丸ごと経験させていただき、畏れ多いばかりです。この道を徹して行くと揺るぎない力を得ています。ありがとうございます。

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モスクワにて
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府中の森芸術劇場 ウィーンホールにて
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仙台高麗屋にて-2