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ありがとうございます。


6月23日の「弘前高句麗伝説」は、去年の6月23日「琵琶湖高句麗伝説」と同じ、印象的な鮮やかな黄色の紅型のお着物で登場された高麗さんに、今日はただ事ならぬことが起こると感じる日でした。
お花をアレンジされたのは、えりかさんであろうというのは、満面の笑みの高麗さんの身振りから、すぐに察することができました。

今日は、歴史が変わる日
「刮目せよ」
背筋をのばして、ただただ、集中していました。
サックス、クラリネットの音色と高麗さんの声に滂沱の涙です。

先生が、サックスやクラリネットの吹奏楽器を吹かれる所でいつも泣けてきます。
「弘前高句麗伝説を聴く会」でも、当日と同じく、涙がこぼれます。

吹奏楽器ほど、演奏者の状態がダイレクトに聴衆に響く楽器はありません。こんな音をだせるのは、先生しかいらっしゃらないのです。人類の何層もに積みかさなった分厚い黒い闇を、きれいにして、生きられるように、導いてくださる音なのです。

「弘前高句麗伝説」前日の東北応用コースで「ブラスバンドをただやりたかった」と先生がおっしゃいました。
病弱な当時の先生は、最初は音も出なかったそうですが、今は、人類史、空間をかえる音を奏でられることができるようになったのは、人類に希望を感じます。
そして、ご自身は、ピアノも弾けないし、お金もないけれど、高価なピアノを買ったとおっしゃる高麗さん。
このおふたりのきっかけのおかげで、たすけられた生命です。
おふたりだけなく、このようなきっかけを、大切することで、ひとりひとりの生命が豊にいかせることに、繋がっていくのだと感じます。
何かが始まった「始まり」は、始まったときには、だれにもわからないものだと感じます。
「配慮」し続けることで、大きく育っていくのだと感じます。
「aletheia」という言葉を「存在論」で教えていただきました。
「真理」はかくれていますが、ありがたいことに、わたしたちは、わかっていける「基盤」があります。

「弘前高句麗伝説を聴く会」で高麗さんのお声は「神と人をつなぐ音」だとおうかがいし、その一言をお聞きしただけでも
「ブラボ-!」
と参加した甲斐がありました。

「神と人をつなぐ音」

わたしは高句麗伝説が大好きです。

ありがとうございます。

三村馨

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比叡山より
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仙台高麗屋にて
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