KEIKO KOMA Webサロン

ありがとうございました。


お正月に体験した東京高麗屋さんの「コーヒーセレモニー」があまりにも素晴らしく、GWにもぜひ参加したいと申し込み、この日を心待ちにしていました。行く道すがら、さわやかな風が吹き抜け、木々がやさしく揺れています。

私は入口のベンチに腰を下ろしました。高麗さんが鉄の壺から、柄杓で丁寧にコーヒーを淹れてくださっています。あまりにも丁寧な所作に驚きました。ピアノの音に耳を澄ませ、ゆったりとした空間に身をゆだねるだけで、胸の奥に静かな期待が満ちていきます。どんなコーヒーがいただけるのでしょう。どんなお茶碗を選んでくださるのでしょうか。普段は気が短い私ですが、不思議と、この待つ時間さえ、楽しかったです。
やがて置かれたお茶碗は、濃紺で宇宙のようです。その色合いと手触りを味わいながら一口いただくと、ありがたさに満たされ、言葉を失います。よもぎ大福は、かつて祖母が作ってくれた蓬餅を思い起こさせる、どこか懐かしい味でした。涙がにじむ程に有難いコーヒーを飲み終えると、器の内側に現れる模様がまた凛として美しく、今度は手のひらでお茶碗を楽しみました。まさに「一期一会」のひとときです。

ほどなくして、高麗さんからメッセージカードをいただきました。透き通る水色の和紙に「清」の一文字。きっとこの文字を見るたびに、心が晴れます

地下ではシリア工芸品の展示も拝見しました。アレッポ石鹸は、ダマスカスローズが使われているのでしょうか、やわらかく気品のある香りが漂います。ダマスカスブロケードの織物は、息をのむほど見事で、しばし目を奪われました。

五感すべてが呼び覚まされ、深く満たされる時間でした。日々、「世俗」の中で慌ただしく働く身にとって、ここはまるで別世界、「聖」なる場所です。高麗さんやスタッフの方々のおもてなしに、ただただ感謝の気持ちがあふれます。この経験がどれほど、有難いことなのか、どれだけ、運がよいことなのか、私は高麗さんに表現せずにはいられないのです。
身も心も軽やかに弾むような気持ちで電車に乗りました。
「楽しかった。また行こう」

ありがとうございました。
三村 馨
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今日の焙煎
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高麗恵子スカイロケットセンターにて-2
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ヒカリある場所