ありがとううございます。
新しい高麗屋さんの前に着くと、木の素敵な扉が開いて、高麗恵子さんが透明な高句麗衣装にピンクのエプロンをし、お迎えくださいました。新しい国に辿り着き、新しい風香りにむかえられたように、ときめきました。なかにはいらせていただくと、大きな木のなかにはいったように安堵し、木のぬくもりに包まれました。弧を描く天井や、先生の器が佇む弧を描く壁、床の木のモザイク。。。大好きな「熱誠」の音が深く内面にとどく音響、人との語らいがたのしく、あまりに素晴らしい空間でした。高麗恵子さんがお一人おひとりに革のマーブリングランチョマットを内面にあわせておだしくださって、コマゲシャコーヒーを淹れてくださり、好きな色の花のケーキを選ばせていただき、心模様のお皿と一体になって運ばれてきました。そして、手漉きのマーブリング土佐和紙に墨と筆で、お一人お一人にメッセージを記してくださいました。えっ!っと驚き、あとはずーっとチカラ湧いてくる言葉とマーブリング和紙の空間です。
先生の器とぴったりの革のマーブリングの敷物が佇む存在感は、そこに居て、器をみているだけで、どんどん身体が深く広くなっていきました。こんなに生命全部が満たされていく空間が生まれ、感謝よりありません。巻物を書いていただいた方の詩を、その場で高麗恵子さんがお詠みくださった時、木と共振するように響き、お声は私の内にも響き、静かな感動がひろがっていきました。月あかりの水辺で弦のつまびきと共に詩が詠まれていくようで、感動で鳥肌がたっていました。
幼い時みた夢を社会のなかで実現できると、希望とはじまりをえました。
家に帰り家族と食卓を囲んだとき、ただ会話をし食事をしていることの幸せに満ちていました。
そして、先生が示された「天命コンサート」の言葉、「身にかよふ宇宙 内に光華あり」を読み直しました。2001年に毎日読んで営業に出かけていた言葉だったのに、今日は、全く違うように言葉が身体にはいってきて、驚きました。エチオピアのゴデの子どもたちの輝きに今、わたしも出会っていて、ここからアンドロメダエチオピアコーヒーをほんとうに美味しくいれられるようになっていきます。
ありがとうございます。