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「77年」


なにの年数か、お分かりだろうか。(後ろの席の歴史の先生が話していたのだが)敗戦の年、1945年を軸に、77年前が明治維新(1868年)、77年後が現在(2022年)なのだ。ちょっと同じ期間だったとは思わなかったことだろう。そういう視点を設けてみると、いろんな思いが去就しないだろうか。

わたしは、明治がいっぺんに近くなり、その目まぐるしい変化が、また繰り返されていることに驚いたのであった。その先生に言わせれば、前の77年は語りつくされているのに、後の77年はちっとも語られていない、との思いで、もっと歴史に向かい合わねばというようなことだったのだろう。しかし、79歳のわたしには、もう一回人生を明治維新からやり直すとしたら、結局は「敗戦」になってしまうような、嫌な思いもしたし、もしそうなら、髷、褌、刀の封建時代から始めるわけで、英語、民主主義、戦争にいたる距離の意外な近さを思ってしまう。さらに、後の77年も、ラジオ、電話、闇市から始まって、デジタル、グローバル、AIにいたる、あっという間の変化が繰り返されたことになるから、あらためて激動の時代であることを考えてしまう。また、「敗戦」ではないが、「破滅」を迎えているようでもあって、よほど真剣に生き直さねばならないと考えてしまう。さらに、77年後、現在が記念すべき再生の年であったことを願うばかりだ。(9/7)

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