「自身の魂にだけには責任を持つ生き方」
昨日の夕刊で知ったことですが、)アメリカの詩人、作家のメイ・サートンの『独り居の日記』の中にある言葉だそうだ。紹介者の津村記久子さんによると、サートンは、「自らの作品を酷評され、同性愛を非難され、辛苦の日々を送った。」とのこと。「立派とは言えない理由で独り暮らしをし」「一つの言葉、一つのまなざし、雨の日、飲み過ごした一杯の酒にも平衡を失ってしまう気質」の持ち主だそうだ。だが、自分自身だけには嘘をつかず、自分の魂だけにはレスポンスを持つ、その生き方にはとても魅せられる。(早速本を注文した。)ーー琵琶湖のコンサートより四日間、なにか価値観、価値軸も変容してしまっているようだ。世俗的な成功や歓喜を気にしないわけではないが、なにこれからは、今まで自分も他人も気づかなかった、自分自身の「存在」に忠実に生きていける、それこそ世間的には「立派とは言えない」かもしれないが、かけがえのない自身の「魂」が解放されだしたようにも思う。まだうまくは言えないが、「迎合」しない「孤独」、しかし、「孤立」しないような生き方ができるし、そうありたいと思うのだ。