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「物言わぬ民」にならないようにしよう!


学校の同僚女性に、昨日見た映画『新聞記者』のことを話していると、「ヘエ!そんなの公開していいの?」と驚かれた。首相ご執念の「医療系大学新設」の不正を内部告発することに端を発する内閣情報調査局と新聞記者の行動を描いた、まさに時事問題ではあるが、そういう「政府批判」は公然とするべきでないという、その女性教師の反応に、こっちも驚いた。確かに保守的な職場ではあるが、政治や社会に批判の声をあげることに懸念を言うのは如何なものだろうか。(彼女は英語の教師である。)いつの間にか、「物言わぬ民」が増えてしまったように思う。世の中が娯楽と繁栄一色になって、批評精神や反対意見が消されてしまわないようにしたいものだ。ちょっと遅くなったが、『空母いぶき』もみたいものだ。

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