「無知無能」からの脱出
神戸出身の阿部兄妹の金メダルがうれしいが、それより台風8号の動きが気になってならない。あすから西穂高に山岳部と出かけるからだ。とにかく新穂高まで行ければ、「活動」証明になる顧問は言うが、ロープウエイが止まらない限りは2300ⅿの高みまでは行きたいものだ。それにつけても、こちらの山登り力が心配だ。30年前に、奥穂まで縦走した時のような元気さはもうないだろうし、絶対岩場での事故を防ぐという自信もない。ーー実は、このところ、体力ばかりか、頭脳の悪さ、読み取り力のなさが気になってしようがなかった。その上、大脳研究分野からの指摘や、SNSを使っての人心の操作のすごさに触れては、さらに、コロナ禍の中で、どの情報が信じられるのか、陰謀説にどう立ち向かうべきか、オリンピックの開催式を見ていても、ちっとも気が晴れなかったので、いったいどうあるべきかわからなくなりかかっていた。しかし、今日の応用講座で、ピアノの最初の高い音を聞いた途端、実は心配は遠のいていた。「愛は4年で終わるように設計されている」(ヘレン。フィッシャー)についても、そうとは限らないだろうと思っていた。「人間変わらないと!そのためのイダキをやっているのだ。」と先生の言葉。わずか4%の知見に振り回されていてはならない。だから、「学びが足らない」と、おっしゃってくれたことは、まだ学ぶ能力があるのだから、もっと自分なりに考え、情報を批判的にとらえ、自分の命のレベルの「光」を発揮すべくやっていけばいい、と解釈した。台風の中でも正確な判断をして、無事帰ってきたい。どうもありがとうございました。