KEIKO KOMA Webサロン

「春告花」


「春告花」という言葉に触れると、胸熱く蘇る場面があります。もう十数年前にもなるのでしょうか、横浜のイギリス館にて梅の花の描かれたカードに高麗さんが詩を記され、皆の前で詠んでくださったひとときです。
山の手に建つイギリス館は、元々英国総領事公邸として人が暮らしていた建物でもあり、暖炉とピアノのある素敵なリビングだったお部屋をホールとして使用するという会場でした。明るく大きな張り出し窓からは美しく広いお庭が見渡せ、たくさんのお客様もおもてなし出来る広い厨房、古くて大きな食器棚、それはそれはぬくもりに溢れる空間でありました。現在のKEIKO KOMAブランドの前身である「麗花ブランド」が産声をあげて初めてのお披露目となったのが、この館です。ちょうど梅の花が咲き始めるこの季節のことでした。同時に、お花の描かれたカードに高麗さんが詩を記してくださるようになり、その場で詠んでまでも下さるようになり、高揚は例えようもなく・・・。超満員のお部屋の中で、参加するお一人お一人がその場に身を置く喜びと高揚にふくふくと、今まさに咲かんとする蕾のごとくに膨らみゆく、煌めきのひととき。あのひとときの例えようもない高揚は今おもえばまさに、訪れるはじまりの時を生命で受けとめていたとわかるのです。麗花ブランドがはじまる少し前、とあるミーティングで「高麗さんがブランドになれば・・・」と声に出させて戴いたのも、自分一人の声でもなく言葉でもなかったのだと、今になればよくわかるのです。大きな大きな始まりは間違いなく、2008年5月、京都からでありました。けれど、あのイギリス館で触れた春告花は確かに真の春へと誘ってくれていたのだと、はじまりのはじまりを告げてくれていたのだと、身に沁み入るようにわかる今。ロシアでの動きが大きく始まった今、このあまりに尊い歩みであり時をご一緒させて戴けていることに、改めて胸深くより感謝が溢れて止みません。
春告花という言葉に触れて蘇る場面とともに、今新たに、抑えようもなくときめきが始まっています。この、なんとも言葉にならないときめきの行方は、未来なのでしょうか。
KEIKO KOMAブランド、世界に発進、発信。 時の訪れ、新たな始まりを、心よりありがとうございます。

濃密な京都での一日、いだきしん先生にお会い出来、高麗さんにお会い出来る尊いひとときを、心よりありがとうございます。

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奈良にお住まいの方からいただきました
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NPO高麗 東北センターにて
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高麗ギャラリーカフェにて