「愛の姿形」
本日は行きも帰りも電車の運行にトラブルがあり、ただならぬ日であると考えます。電車の発車見合わせのため、別なルートから帰ることとしました。ニュースでも、電車の遅れでも、人が命を断つことが更に多くなっていると感じられます。もしその方にコンサートのこと、新しい時代のことをお知らせできていたならと考えてしまいます。鴨川で「本音で生きて下さい」をヘッドセットをつけて朗読をしていたことがありましたが、ふとまたそれが浮かび、再開してみようかと考えました。本日のコンサートでは、演奏を拝聴しながらも、頭に色々なことが浮かんでしまいました。それでも音は身体に沁み入り、何かは認識できずとも、じわりじわりと溢れる情動があり、素直なからだの反応を再認識しました。「愛」が「互いの成長」を促すその関係はぬくもりに満ち、そして美しいと感じます。男女に限らず、仲間でも、同僚でも、家族でもそうなのでしょう。胸が開きあたたかい光がともります。アリラン的な演奏では、そこは五女山の森の中でした。澄みきった空気に木立を吹きぬく風のそよぎや揺さぶる木々の葉の音までもあり、そこに暮らす天とひとつの明るい人々の気配も感じられるようでした。「いつか絶対に必ず行く」と誓いました。
本日は帰京します。ライブ配信にて応用コースは参加をさせて頂きます。
素晴らしいコンサート、ありがとうございました。
田嶋利江子