「心」
いだきしん先生がコンサートで表現されるメッセージを、何度も何度も読み込んでいく中で気づくことは山ほどあります。最初はメッセージに共通する本質的な内容に触れ、一見すると全てのメッセージは表現方法は違えども本質は同じと感じます。しかし、それでも何度も何度も読み込んでいくとさらに広く深い世界の奥へ奥へと誘われていきます。
今年はお正月の先生のお餅つきの時に「良」の文字が目に飛び込んできて、その桐箱をいただきました。太い筆先で力強く書かれた「良」の文字が世界に躍動する人間の姿に見えました。自分の位置から一番遠くにあったので「艮」か「民」かのように見えましたが、「良」でした。その桐箱の中に収められた10/21-27の先生のコンサートのDVDを毎日のように聞かせていただいています。一点の曇りもない高麗さんのやさしく透き通る声でメッセージをお聴きすると、さらに新たな発見が次々と生まれます。読む、聴く、閃く、、、。
そして昨日、その中でも「内面の実存的転換」について先生に質問する機会を得ました。先生のお答えは「コロナに翻弄される日本社会」についてのお話を通して、いつもながら一言も聞き漏らせないほど広く深い内容でした。疑問をもっていた言葉の意味を実存的に教えていただき、経験的に実存の意味がわかりました。先生と対話させていただくと実存的転換へ至る経験があっという間に全身に起こります。問題はその先です。この経験を日常に生かすことがこの十数年来のテーマです。会場を一歩出ても、日常の生活空間へ戻っても、この内面の実存的転換に至る経験を生かして自分の頭で考え、行為、行動し、豊かな生命へ・・・。
存在論をずっとお聞きしていると時々、ふっとお話から意識が逸れる瞬間があります。これも大きな課題です。どんな時に逸れるのか、自分に問います。どうも自分には国がない、世界がない、宇宙がないからだと感じます。そう感じた時にふっと浮かんだもう一つのメッセージを講座終了後に探しました。
「内面の神秘」でした。
「自己の命の内で何が起こっているか、・・・運命を内面的に変えてもそのままでは普通言うところでの豊かな人生は成り立つわけではありません。全人類の今までの経験、体験を超える場面を必要とします。この身のまま。丸ごと変えて豊かな人生を歩もうと全身から湧いてくる気持ち、本音が内面の神秘という、人によっては衝撃的な経験を通して新たな生命を得られます。」
・・・いだきを受け、運命を変えていただいて。・・そこから自ら創造的に生きるための次は・・。ずっとこの「次」が課題です。
「人間とは何か」の答えをずーっと前に出され、全人類の今までの経験、体験を超える いだき を創造された いだきしん先生と共にある生命空間に全ての答えはあり、さらに、先生と共にある状態での「自律」、「主体性」ということが自分にとっては最大のテーマです。しかし、準備ばかりしている猶予がないことも先生のメッセージでひしひしと感じます。
「一に」決断を要します。人類が生き延びる為にです。人間である限り他人事にはなりません。
・・・そして二部の「一に愛」へ続きます。
最近よくお聞きする、というか自分にはとても響くお言葉、「ダラダラやってるんじゃないよ!!」との先生の叱咤激励!? を真摯に受け止めます。存在論にて「心」は大きく動きました。
いつもありがとうございます。