「奇蹟」を生きている!
「先生、この頃髪の毛が増えたんと違う?」という声を、二三人の高校生から聞き、半信半疑でいたら、昨日の「死について」で後ろに座ったNさんからも同じことを言われた。なんで、禿のことがそんなに気になるのかと思いもしたが、頭髪が復活するなんて、もう断念していたことだけに、やはりうれしいことだ。「われわれは奇蹟を生きている」とNさんに言うが、昨日のお話と相まって、あらゆる「あきらめ」から解放される時代を生きていることを痛感した。「脳の成長」にしても、「骨の機能」にしても、はたまた「120歳人生」にしても、これまでの常識や通念は一新され、創造の芽がたくさん顔を出していることをお聞きし、俄然やる気が出ている。まあ、現実は、なかなか物事は進まないし、金は入ってこないし、休む間もないしで、苦労の連続ではあるが、コツコツやっていくだけさという気持ちでいられる。今日は、学校で、とにかく世の中は秒単位で変化しているのだから、チャンスの鬣をつかむべく、感覚を磨き、体を丈夫に保って、自分のやりたい方向に進むべし、と語る。生徒たちの表情が明るく、しかも賢こそうになったので、いい仕事ができた感じを得た。真っ当な教師として、これからも頑張っていきたい。