「天はるか向こう」の世界、ここにあり
毎年11月1日高麗恵子様の御父上の御命日は、歴史の一大事と感じます。まして「高句麗伝説」開催となれば、何が起きるかわからない緊張感があります。夜行バスでの往復でしたが、夜明け前無事に大津に帰って参りました。朱色の太陽が湖の向こうから立ち上る光景に、琵琶湖も山々も「高句麗伝説」を経験していると感じ、この世界は変わったと実感しました。
高句麗的と感じるお着物で登場された高麗さんのお顔は、自分が感じる「東明王」様のお顔となっておられ、ひとつになられての登場かと、本日の大舞台に臨まれる高麗さんの日々のありようをビデオ、ボイス講演会や書き込みで拝読させて戴いていたので、「備える」ということを教えて戴きます。高麗笛の天はるか彼方からの光の誘いからはじまり、どんどん別次元の世界へ引き込まれていきました。先生の太鼓により、先生の存在が前面で全面になったことをはっきり自覚でき、さらに若光王様の語りは言葉の一言一言がうちに入ってきて、新しい国をつくる強い意志を受け止めます。「高句麗伝説」の詩のお言葉とシンセサイザーの音、太鼓とで高麗さんの存在も浮き出てきて、さらに同時に自分の存在が交わる一点にあり、ふっと見ると先生が太鼓の場所から、あれあれ、何処へ?と思いきや、そうだ!この会場はパイプオルガンがあるんだったと気づくほどです。パイプオルガンの音で一気に「天かるか向こう」の世界、「宇宙の生まれる3段階前の世界」を初めて実感することができ、こんな経験ができるなんて!先生、高麗さん、ここまでずーっと、この世を開き続けてくださり、はるか彼方の世界を経験できるまでにしてくださり感謝よりありません。実は、パイプオルガンと高麗さんの詩の世界に身をおき、別次元の世界にいて、最後の方だったのかもしれませんが高麗さんの詩がもう一言あるかも、と感じた瞬間、後方からの突然の拍手によって、「切断」されたような気持になってしまいました。胸が固く痛くなってしまい、え~!何でこんなことに。。。と感じていました。アンコールでの「お父様」の詩に天はるか向こうの世界を経験できるまでにして戴きました感謝の気持ちと、亡くなられてもはたらき続けておられる高句麗王の意志を感じ畏れおおい存在に出会え光栄に存じます。胸の痛みは和らぎましたが、でも少し残っており、自分の問題として考えようと思いました。ところが、さらにアンコールをしてくださり、やっぱり先生は全てお見通しと感じ、いのち全部を受け入れてくださる先生の存在に感服すると同時に、感謝よりありませんでした。この経験を活かし世界のために役に立つはたらきをしていきたいです。
終演後、きっちんラボの「集い弁当」と11月の薬膳茶を戴きました。お弁当のふたを開けると、いろいろな食材がいろいろなお味で集っていました。ひとつひとつも美味しく、津軽愛のごはんを中心に全体で美味しかったです。
尊く貴重な経験をありがとうございます。