「外に出る」
3月6日、杉並でのコンサートをありがとうございます。
祖父の命日でもあり、母と三男と参加でき有り難く感謝します。祖父が急死した出来事は子どもながら大きな衝撃でもありながらどこか予感しており、人生の転機であったことを想い起こしていました。
またコンサート前に、たまたま目にしたドラマで、女性が男性の理不尽な暴力を受け、幼い赤子と一緒に生命を絶っていく場面がこびり着いてしまい、何度も浮かんでくるのです。
一部の「存在の力」の素晴らしいメッセージ、美しくやさしい音に、とけ合えない状態、自分が何かにこだわったり、自分の思いの世界に生きている有り様が浮き彫りになりました。祖父がなくなったあと、10歳の頃ですが生まれた気持ちのままには生きれず周りに合わせていったこと、同時に自分の仮想の世界をつくって生きてきたことは覚えていますが、まだそうなんだとわかります。すべてがひとつに生きていける、「存在の力」とひとつに生きていくことを心底望みました。
二部のメッセージを深く受けとめ、はじまりから地の底まで響くような低く凄い音に、全身集中しようとしても混沌としながらも音の中に、この空間に居れることに感謝しました。あっという間に終りに近いある瞬間、突然発光したように明るくなり、終演となりました。
コンサート後は、長い長い旅をしたようでした。
今朝、高麗さんのビデオ講演会を拝聴し、たくさんの魂、霊魂も集っていた凄い場だったのだと、只事ではないコンサートの機会に只々頭が下がります。高麗さんが日々表現してくださり、気づいていけることは何より有り難いです。
自分が気になっていること、何とかしたいことは、自分が生きる道なのだとあらためて受けとめます。
「外に出る」お話をお聞きし、腑に落ちました。自分にとっての「外」を考えると、子どもの時につくった自分の世界からまだ外に出ていなかったのだと感じ、3/2からの始まりを経験させて頂けたのでこの時があると感じ感謝よりありません。
そして今日は6日連続のさいごがアントレプレヌールサロンと、あまりに凄いスケジュールです。
真にあらたな人生を、「外に出て」進みます。
ありがとうございます。
天田敬子