「北の大地」

早朝コナールに着き、店のなかにはいると、高麗恵子さんの詩集の一頁「北の大地」のところが開いてありました。「自分の生きていく意味をわかりたい一心で　北の大地に向う。。。」と一行めを心の中でよんだ時、既にしっている詩でありながら、自分の心のもっと奥にある何かがゆさぶられて、仙台でのいだきしん先生のコンサートがもう一度鳴っているように、涙があふれてしまいました。今　この一席に紛れもなく座っている事実あるというのに、「私は実存です。」と高麗恵子さんのお声で届きました先生のメッセージに、身じろぎできないほど全身がどきっとしました。空間全面に一点の隙間などないほどに、先生があらわれ、この世をかえるのだと、人類最後の一手なのだと、感じました。何がおこっていってるのか理解できないのに、震えるほどやさしい清らかな空気につつまれました。「私は実存です。」そこからより、今の世界が変われる真の可能性はない現実に直面します。2部の時、海の向こうから、どこまでも広い大陸の音が鳴り響き、大河が流れる輝き、風に揺れる大きな木々、胸を空くような潔い風、どこまでもあたたかい大地、どこまで蒼い空…がここにあらわれて、このことが私は大好きです。
自分自身であることをあらわし、出会えた意味をあらわせるよう、活動します。
尊い北の大地でのコンサートを開催していただき、誠にありがとうございます。