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「ナルシズム」を越えて


 昨日の応用講座は、またまたわたしにとって最高の機会だった。先生からのサポートを一身に受けて、すっかり舞い上がってしまった。「よし! “若さ”とか“歳”とかにこだわっていないで、“いま”の自分を元気に生きていけばいいのだ!」と、もううれしくて楽しくて……。ただ、帰路、阪急電車の中で、自分を振り返りつつ、その「ナルシズム」傾向の強さにうんざりしてしまった。そんなに美少年でないことが分かっているのに、美少年が好きなのだ。憧れてしまう。三島由紀夫の『仮面の告白』が身に染みる。それを82歳になっても引きずっていることに、思わず赤面しまうのだった。いまもこんなことを書いていて、気恥ずかしい。でも、おかげで、ここから抜け出せそう!
 分かったような言葉で抽象化していても、何の解決にもつながらない、と先生がおっしゃっていた。「ナルシズム」もそうかもしれない。辞書には、
ナルシシズム(自己愛)とは、「自分の価値を他人に認められたい」という誰しもがもつ生理的な感情の極端なもので、しばしば自分や他人を苦しめ、人間関係のトラブルに発展することが少なくありません。
 池面に映る自分に惚れて入水してしまった美少年の話に夢中になり過ぎていたけれど、「自分の価値を他人に認められた」くない人なんか、いるだろうか。もちろん、性別や年齢に関係なく。「自己肯定」が病的かどうかの問題だろう。昨日の先生の言葉の中で、「18歳ころの何もわかっていない未熟さなんかにちっとも憧れないよ。」とあったことが、胸に響いた。そう、あれから50年以上、いろんな経験、いろんな体験を積み、「いだき」にも出会った。「いま」の自分で、活力発揮、元気で暮らしていけばいいのであって、振り返っていても、「原因」を探っていても仕方ない。
 これから京都に行き、「幻のコグリョ・カフェ」に参加しよう!(10/13)

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