「むきゃんかくじあい」
フム、「無観客試合」のことと思って、何も思わなかったが、正しくは「むかんきゃくじあい」と言わなければいけない。今朝も小池都知事がそう言っていた。言葉を正確に使わなければいけないと言ってきた国語の教師としては、恥ずかしい限り。しかし、これなどは、「コミニュケーション」的な発音まちがいと同じで、意味は正確に通じるから、目くじら立てることもないかと、自分い言い訳している。
ただ、先日の「大阪兵庫往来自粛」要請などは、吉村知事の勇み足、あるいは読み違いだったようで、「おい、きちんと正しい報道をせよ!」と言いたくなってしまう。厚労省の提案の「大阪府・兵庫県内外の不要不急な往来の自粛をよびかける。」を、「往来自粛」と早とちりしたようだ。
いま、必要なことは、忖度抜きの情報公開であろう。そうすると、やはり「むきゃんかくじあい」も問題か。まだまだコロナに対する楽観的な想定はしない方がいいのかも。これと、萎縮したり、不安に駆られたりばかりの心性とを混同しない賢さが必要なときだろう。