KEIKO KOMA Webサロン

「いだき人」へのみちひらき


狛江の応用コースで先生から我々(一人一人のわたし)が「『いだき人』になりたくないのでは?」と問われ、「いだきで生きることが嫌なのでは?」とも問われたことがずっと重く身体の中心にありました。この先生の問いの本質は「本当はすでにいだき人になっている、またはいだきで生きる状態になっているのに頭が認めない」ことを教えてくださることでした。問いを伺った時は「いえいえ、いだき人になりたく、いだきで生きることを求めて来たのでそんなことはありません」との気持ちがスーッと出て来ました。しかし、講座が進展するに従って先生が問われていることがさらに深い意味があると感じてきて、寡黙になっていく自分がありました。すでに「いだき人」になっているのに嫌がるのは「怖いからではないのか?」とたたみ掛けられるように問われたこともズッシリと身体に残っていました。

狛江ではもう一つとても大事なことを伺いました。先生が「全部やめてから」身体が変わったというお話はよくお聞きしてますが、その変化に気づくのには3ヶ月かかったということです。途中色々と感じたり考えたりされていたけれどわからない期間が3ヶ月あったということを教えていただき大きなヒントになりました。二人分の人生を40年で生きたと仰る先生の凝縮された経験とは圧倒的に密度やスピードが違う計算で自分の変化を考えてみるとわかるまでに10年、20年、30年とかかっていることがあり得る。本当はすでにどこかの時点で「いだき人」になっていたのに頭で否定し続けてきた、と。狛江の夜ホテルに戻って、翌朝一番で九州に戻る飛行機の中で、さらにその後も山ほどノートやパソコンに書いたのです。毎日考え続けました。書いても書いてもどうもしっくりいかなくてサロンには出せませんでした。

この重い問いとその後の苦闘している自分の答え探しのスカッとしない状態を抱えたまま昨日の迎賓館コンサートに伺いました。一部の館ごと爆裂するような大迫力で迫った演奏に凄い!! と感じますが、びくともしない(鈍い)!?体もありました。演奏の合間の先生のお話で、「あること」をしているけれど「誰も反応しない状態」とお聞きし、妙に納得しました。そして「もう腹をすえる時」とのことと中山みきさんの話から「人間は神の宮」ということをお聞きし、ずーっとわからない核にあったことが一挙に音を立てて溶けていく瞬間がありました。

神と一体、宇宙と一体ということは特に今年に入ってよくわかる経験をいっぱいさせていただき、頭ではかなり理解は深まっています。「愛の様相」のメッセージを伺った時に「やがて愛になりうる可能性を持っていること」との状態を見出しました。先生がことばにしてくださり理解できました。「いだき人になっている」とはこの状態であるなら「いだきで生きる」とは愛を自分の体で、自分のいのちでわかることと捉えます。人の体は神の宮であるということは中山みきさんや出口なおさん、王仁三郎さんのことで随分前から知識としてはよくわかっています。いだき講座、コンサート時に限らず日々先生が世界中から余計なものを受け入れ、内面と同時に外的環境もきれいにし続けてくださっているいのちのはたらきには感謝よりありません。

神々を自ら追い払っている「自我」の問題も長い長いテーマです。と書いて来て、大きな課題の一つはやはりまだ捨てきれない「自我」の壁と気づきます。少し前のコンサートメッセージにも登場したエーリッヒ・フロムのことが狛江の時に浮かんでいました。フロムが「愛することは技術」と説いたことを先生のメッセージから初めて知りました。フロムの初期の著書「自由からの逃走」は学生時代に読み、この度の疑問、「いだき人」になることが「怖い」ということと「自由からの逃走」でフロムが伝えてくれたことが繋がるように感じます。逆に「愛が技術」ということがよくわかりませんでした。一般的には誰にも抜け出せないと思われる資本主義社会の「包摂」の状態を少しでも理解するには いだきしん先生が「いだき」として伝え続けてくださっていることを技術と捉えれば「愛は技術」も腑に落ちます。愛は技術なしに到達不可能と。

先生がペルセポリスでアフラマズダと対話されてから20年、先日のご登場の背景についても教えていただき有難い気持ちでいっぱいです。いだきしん先生以外には不可能と思われる資本主義社会の包摂から抜け出す途轍も無い奇跡のみちひらきと推察いたします。先生のお話からかつては共同体として生かされた神の宮は現代では全ての一人一人が「いだき人」として生きる時代に変化していると捉えます。それはいだきを受講しているか否かでは無いとのことですが、これからの時代に生きることは「必然的に愛以外にあり得ない(愛の様相)」ことから、いだきを経験することが要の中の要にある今、一回一回のコンサートや講座が本当に外せない要です。開催を決めていただく高麗さん、どんな状況でもやり続けてくださる いだきしん先生への感謝の気持ちが湧き溢れます。いつも尊い経験の場をありがとうございます。

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