「あ」の人、赤ちゃんの笑美さん、晴美さん。
「あ」の人が亡くなったとお聞きし、とても驚きました。いだきしん先生が「あ」の音(おん)をわかるために老人ホーム時代の一時、行動を共にすることをされた方、近年ではその方が釣りをされていて釣った魚をおかずにした弁当を売っておられるとのお話を聞き、一度その弁当を食べてみたいと考えていたことを思い出します。先生のご自宅にも来られて晴美さんとも何度か会われていた栄養士(?)の方。その方が大学院へ行かれて書かれた論文を先生が読まれて感じられたことはアメリカの理屈に嵌ったということのようでしたが、それよりも家族付き合いまでしていても結局、先生のことがわかってなかったというお話がとても印象に残りました。当時、老人ホームに関わった方々のこと、国、自治体のことも何度かお聞きしています。先生の真意は、昨日の講座での先生から私たちへの質問、「いだきは何をしているか?」に集約され、いだきの原点が私たちに問われた大切な時間でした。
人のためになることをする。原点の一つとして常に学ぶことです。晴美さんのぶれない一貫した生き方は凄いですが、先生のお身体が大変化した時の晴美さんは先生のいのちと完全に一体となっておられるからこそ、その時の「対応」ではなく、生きる姿勢が先生ご自身の要求そのものと完全一致したと感じます。一瞬でも判断を間違えば、激変していく肉体の変化に伴う生死の危機が切迫した時、いのち一体となった晴美さんがおられたことで先生はいのちの危機を超えられ、お二人の愛が「いだき」を生み出されたと感じます。しかも水さえ異物だったその時に笑美さんがたまたま飲み残した哺乳瓶のお乳を飲むことで生き返ったというお話とその夜にはステーキを食べたというお話は何度伺っても「人間とは?」を深く考える奇跡的な事実と納得します。当時の笑美さんはいつもお乳は全部飲み切っていたとのことですから、赤ちゃんの笑美さんも先生を助けたとのお話です。きっとにっこりと笑われていたのでしょう!! お名前の意味もわかるようにその光景を想像します。その笑美さんの手作りケーキ、愛さんのマドレーヌと先生焙煎のパックコーヒーを淹れてホテルでゆっくりといただき、今朝の私のからだはとてもクリアです。
ビフィズス菌、乳酸菌が腸で働いてくれていることも前からお聞きしていますが、頭がよくなる要のはたらきをコンサートで表現することに向かっておられる先生。新たに起こっている肉体の大変化の大変な時にも拘らず、私たちの「悪い頭」をよくするためにその「腸にはたらきかける!?」コンサートを企画していただいてるとのことです。「人のためになることをする」、いだきの原点にかえり、あらためて生きる姿勢を問うていただき、本日のアントレプレヌールサロンを迎えることになりました。
いつも尊い経験の場と深く考えるヒントをありがとうございます。