KEIKO KOMA Webサロン

 京都(応用講座)に行く前に


 
都議会選挙の今日、「選挙で政治は変わらない!」という成田祐輔の本を見てあきれている。で、かれの『22世紀の資本主義』を読みかけて、さらに驚いてしまった。「やがてお金は絶滅する」という副題があったからだ。いつも“金欠病”に悩んでいる自分には、にわかに信じがたいことだ。さらに、「稼ぐより踊れ」とあっては! まじめに稼ぐことを考え、良い仕事をして、社会に貢献したいと思っていることを馬鹿にされているようで。
先月、はじめて柄谷行人の著作を読み、マルクスと国木田独歩や柳田国男が、はじめてつながったと感動し、『世界史の構造』をやっと読み、歴史と経済、国家とネーションと資本について、筋の通る説明に納得したところで、大いに交換様式Dに期待したところだったが、成田祐輔が指摘するように、「D」の世界は分かりにくい。「金」ではなく、「感性」や「想像力」が基幹になり、これまでとは全く違う世の中になっていくということらしい。
(柄谷行人は兵庫県尼崎出身で、甲陽中高なので、夙川をいつも通っていたのだ。その子とも親近感を覚えて、本との出会いを喜んでいた。)
結局は、「いだき」でいつも耳にしている「本音で生きる」しかないということか。これまでの言葉や概念で悩まず、成田祐輔のいう「アートークン」に生きるということか。しかし、それはあまりにも軽薄のようにも思うし、身勝手なようにも思う。ポピュリズムに寄せる言説のようで、選挙のSNS駆使のようにも思え、信頼できない。とても「踊る」気分にならない。「本音で生きる」とも違うように思う。
「どうしたらいいか」を聞かずに、「どうしても生き抜く力」を得たいと思う。折角、変えてもらった「運命」に、毎月のように降り積もってしまう粉塵をとってもらいたい。(なにか格好つけすぎ!頓首)6/22

KEIKO KOMA Webサロン
東京にて
KEIKO KOMA Webサロン
新作クッキーケーキ
KEIKO KOMA Webサロン
NPO高麗 東北センターにて