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時代の要請


G20のため、大阪は明日から学校は休みになる。もう主要駅には警官が立ち、放送は高速道路の通行禁止を告げている。わたしの勤めている学校なぞは、鍵を新調し、だれも校内に立ち入らないようにしていた。すごい警戒が始まったが、なにか空しく、余計なお祭り騒ぎだけのように思えてならない。世界が少しでも平和に向かって進捗するのならいいが……。

いま、塾経営の展開を図るため、「ミラサポ」の支援を受け、企業運営のノウハウについてレクチャーを受講しているが、そのため、なぜ「国語」の勉強を展開したいのかを、改めて問われている。先日の応用講座で聞いた「言葉は生き方!」をメインテーマに、さまざまなモチベーションを語るのであるが、今日改めて気づいたことは、「教育改革」「国語教育刷新」は、時代のニーズでもあることだ。ひろさちや氏は、「教育は投資ではない」」と叫んでいるし、茂木健一郎氏は「標準化・管理の進む日本教育の現場は、“挑戦する脳”を育てない。」と嘆いている。さらに、野依良治博士は、「学校教育は金持ちになるためでない。」と「本気で怒って」おられる。(6.25配信 PAGE)わたしは、偏差値教育や受験勉強至上主義に対する疑問を持ち続けているが、今の先生たちは、そうでもないようだ。「検定教科書」や「指導要領」の何が悪い?と思っている人が多い。今日も、テスト問題検討会で、「ここはこうも読めるのではないか」と私が異議を唱えたところ、「しかし、これは指導書通りなのですよ。」と返され、二の句が継げなかった。また、私大の入試問題をそのまま使って、「答えに対する疑問は、その大学に聞くしかない。」と、その設問への疑義をまるで受け付けない。これなら識者たちに叱られても当然だと思った。
問題を自分で受け止め考えることをしない人と、不便な警備都市を我慢して歩く人は同じ種族なのだ。やはり、「言葉の学び」をどうしても広げるしかない。

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三鷹市芸術文化センター 風のホールにて
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レバノン人の方とレバノン難民キャンプへ支援物資を送る打合せ